新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受け、2020年4月から、診察室としてすぐに利用できる「仮設陰圧ハウス」のレンタルを展開してきた総合建設機械レンタルの株式会社アクティオ(本社:東京都中央区日本橋)が、医療関係者の要望に応え、11月24日から「仮設陰圧ハウス5.0坪タイプ」の販売を開始した。「5.0坪タイプ」の特徴、多彩なレイアウトパターンを紹介する。
アクティオが陰圧管理のノウハウをつぎ込み、ユニットハウスを改良して開発した「仮設陰圧ハウス」は、3.8坪ハウス、5.0坪ハウスなどニーズに応じて広さが調整できる利用しやすさもあって、レンタル開始直後から医療関係施設からの問い合わせが相次いだ。
自衛隊中央病院も敷地内に5.0坪の「仮設陰圧ハウス」を設置し、検温所として活用しているという。
医療関係者の要望に応え、このたび販売を開始したのは「仮設陰圧ハウス5.0坪タイプ」。レンタルの「仮設陰圧ハウス」と同じく、診察室内を陰圧状態に保つため室内の気圧を−2.5Pa(パスカル)以上に設定、換気装置に「抗ウイルスHEPAフィルター」を装着することで、ウイルスを外部に流出させることなく、診察室をクリーンな状態に維持することができる(内壁の噴霧加工には、抗ウイルス効果が確認されている「錯体ナノコロイド水溶液」を使用)。
コロナウイルスのエンベロープを酵素によって破壊し不活化させる「抗ウイルスHEPAフィルター」は、天然の酵素を利用しているため安全性にも優れ、長期間(3年以上)にわたり効果を持続できるとされている。
「5.0坪タイプ」の発売にあたり、アクティオは8つのレイアウトパターンを用意。「基本タイプ」「隔離タイプ」「診察室2室タイプ」を揃え、現場のニーズに応じてそれぞれ前室がないパターン、前室が1~2室あるパターンを選べるようになっている。
どのタイプもエアコン完備。医療従事者は快適な空間で診察をすることができる。オプションで流し台、抗ウイルスHEPAフィルター内蔵エアーシャワー、インターホンも設置可能だ(インターホンは隔離タイプのみ)。
納期は発注から約45日(発注多数の場合、要確認)。ご関心のある医療関係者の方には早めに問い合わせすることをおすすめしたい。
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