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HPVワクチンに関する最近の動きは?

No.5082 (2021年09月18日発行) P.47

岡部信彦 (川崎市健康安全研究所所長)

多屋馨子 ( 国立感染症研究所感染症疫学センター 予防接種総括研究官)

登録日: 2021-09-20

最終更新日: 2021-09-14

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  • ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する最近の動きはいかがでしょうか。
    国立感染症研究所・多屋馨子先生にご解説をお願いします。

    【質問者】

    岡部信彦 川崎市健康安全研究所所長


    【回答】

    【各方面からの情報提供・啓発等により,HPVワクチン被接種者数が増加傾向にある】

    2021年5月現在,国内では3種類のHPVワクチンの接種が可能です。2価HPVワクチン(16/18型)は,2009年12月22日から10歳以上の女性に接種が始まり,2010年11月26日から小学校6年生~高校1年生相当年齢の女性に子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の一環として接種が行われました。また,4価HPVワクチン(6/11/16/18型)は,2011年8月26日から9歳以上の女性に接種が始まり,2価と同じく子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の一環で接種が行われました。

    両ワクチンともに,2013年4月1日から予防接種法に基づく定期接種に導入されましたが,接種後に広範囲の痛みや,手足の動かしにくさ,不随意運動等を中心とする「多様な症状」がみられたことから,2013年6月14日に,適切な情報提供ができるまでの間は,積極的な勧奨を一時的に差し控えるべきとされました(積極的勧奨の差し控え)。その結果,被接種者数は激減しました(図1)1)

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