X年9月15日より39℃の発熱を認めたため,翌日近医受診し,レボフロキサシンを7日間内服した。服薬開始後まもなく解熱したが,抗菌薬終了3日後に再度39℃の発熱を認めたために同院再診し,クラリスロマイシンを5日間内服した。今度も服薬開始後1日で解熱したが,抗菌薬終了2日後に再々度38.9℃の発熱を認め,原因精査目的に当科を紹介受診した。発熱以外の症状はなく,発熱時を含めて体調は良好であり,解熱剤も服用していない。
X年9月3日から酒皶に対してミノサイクリンを内服している。
身体診察では,体温36.0℃,脈拍69回/分,血圧119/76mmHg。両側頰部に紅斑を認めた(図1)。
一般血液・生化学検査の異常値は,WBC 5800/μL(好酸球35.0%)およびCRP 5.3mg/dL。