秋の臨時国会では、環太平洋経済連携協定(TPP)の承認、臨床研究に一定の法規制をかける「臨床研究法案」など、医療にとって重要なテーマも数多い。医療分野の専門性の高い議論では、医師資格を持つ医系議員の活躍が期待されるが、彼らの仕事ぶりはどうなっているのだろうか。そこで今回は、第190回通常国会(2016年1月4日~6月1日)における医系議員の質問回数を調べてみた。
参院選前の6月1日時点での医系議員は衆参合わせて21名。会期中に答弁する側の閣僚だった2名を除く19名を集計対象とし、質問回数の多い順にランキングにまとめた(15頁図)。質問回数だけで議員の仕事ぶりは評価できないが、あくまで1つの評価指標として参考にしてみてはいかがだろうか。
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