ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の喉頭粘膜上皮への感染が原因で起こる。HPV-6型,11型が関与することが多い。発症年齢により,若年発症型と成人発症型に分類することができ,前者は多発し,再発を繰り返す難治症例であることが多い。
以下の①~③を認めれば診断確定に至る。すなわち,①喉頭内視鏡での特徴的なカリフラワー様所見,② NBI(狭帯域光観察)で暗青色点状に強調される腫瘍の毛細血管,③突出した重層扁平上皮と間質の中心に毛細血管を持つ切除生検の特徴的な病理組織。
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