厚生労働省は8月2日、KMバイオロジクスの乾燥細胞培養痘そうワクチンに「サル痘の予防」の効能を追加することを正式に承認した。WHOが6月14日に公表したサル痘へのワクチン接種に関する暫定的ガイダンスで第3世代痘そうワクチンなどの接種を推奨していることを踏まえ、7月29日の薬食審医薬品第二部会の審議を経て承認する方針を決めた。
乾燥細胞培養痘そうワクチンは、二叉針を用いた多刺法により皮膚に接種。主な副反応は、腋窩リンパ節腫脹、接種部位圧痛、熱感、接種部位紅斑など。
WHOのガイダンスでは、サル痘ウイルス曝露後4日以内(症状がない場合は14日以内)に第2世代または第3世代の適切な痘そうワクチンを接種することを推奨している。