特別訪問看護指示書は,在宅患者に一時的に医療保険の訪問看護を行うことができる「魔法の手紙」です。急性増悪,終末期,退院直後などにより,週4日以上の頻回な訪問看護を一時的に行う必要性を主治医が認めた場合に発行できます。
特別訪問看護指示書を発行すると,介護保険対象者であっても,特別訪問看護指示期間は医療保険の訪問看護を利用できるようになります。介護保険対象ではなく,医療保険の訪問看護の利用に制限がある利用者も,頻回の訪問看護の利用ができるようになります。ほかにも,特別訪問看護指示を出した際には,複数名,長時間の訪問看護などが可能になります(表1)。