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『産業医による報告書・意見書の書き方』について著者の江口 尚先生にお聞きしました

No.5181 (2023年08月12日発行) P.69

登録日: 2023-03-14

最終更新日: 2023-03-14

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産業医による報告書・意見書の書き方

●執筆
江口 尚(産業医科大学産業生態科学研究所産業精神保健学研究室教授)

●商品説明
判型:A4判
頁数:25頁、図5点、表6点
価格:1,650円(税込)


─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

産業医としての各種報告書・意見書の作成は、事業者から求められる必須のスキルです。そのためには、目的に応じて色々なガイドラインや手引きを参照する必要があります。そういった手間をできるだけ省略できるように、本コンテンツでは産業医初心者を念頭に、いちいちそれらの参考文書に当たらずに、このコンテンツだけを参照すればある程度のレベルで報告書・意見書が作成できるように心掛けました。また、著者の産業医としての経験をもとに、事業者に役立つように、産業医初心者にも理解しやすくできるだけ具体的に説明を記載しました。さらに、図を多用して忙しい臨床医の先生方にもできるだけ時間をかけずに記載上のコツを把握してもらえるように工夫しています。

記載内容は著者の経験に基づいたものであり、ある程度の型を示すに過ぎません。報告書・意見書は、一人ひとりの産業医の裁量度も大きいことから、このコンテンツを参考に、それぞれの現場での最適な書類の作成に役立つことを期待したいと思います。

─本コンテンツでスキルアップすると臨床上、どんな良い変化が期待できますか?

本コンテンツには、事業者が満足できる報告書・意見書に盛り込むべき基本的な情報が網羅されています。まず、臨床医として、職場に対して様々な医療情報がどのような形式で提供されるかを理解することに役立ちます。また、産業保健の現場で、事業者が、①健康診断後に所見のある労働者、②長時間労働や高ストレスの状況にある労働者、③職場復帰する労働者に対して、職務適性評価を必要とする情報について理解することにも役立つでしょう。

そのような理解が進むと、臨床医(主治医)として、事業者が必要とする情報を考慮した問診や患者とのやりとりができるようになり、患者が事業者と病状についてコミュニケーションをとる際に、より役に立つ情報提供を患者に対して行えるようになることが期待できます。


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