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自宅で倒れていた70代男性[〈killer diseaseを見逃さない〉救急医療の画像診断(2)]

No.5163 (2023年04月08日発行) P.7

監修: 船曵知弘 (藤田医科大学病院 高度救命救急センター長)

執筆: 松田律史 (札幌東徳洲会病院画像・IVRセンター兼救急集中治療センター部長)

登録日: 2023-04-07

最終更新日: 2023-04-06

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【70代 男性】
主訴
意識障害
現病歴
脳梗塞治療歴はあるが,現在は通院先のない独居患者。偶然訪れた家族が倒れている本人を発見,救急要請
生活歴
喫煙10本/日,大酒家,普段からスナック菓子を好んで食べている
現症
気道開通,GCS:E4V4M6,呼吸数19回/分,脈拍数87回/分(整),血圧143/106mmHg,体温36.8℃,酸素飽和度97%(室内気)
粗大な麻痺なし,対光反射は緩慢,両側外転麻痺あり
血液検査
WBC 13000/μL,RBC 5.35×106/μL,Hb 14.8g/dL,PLT 21.5×104/μL,UN 29.5mg/dL,CRE 1.90mg/dL,Na 145mmol/L,K 4.2mmol/L,Cl 108 mmol/L,Glu 180mg/dL,TB 1.09mg/dL,AST 59U/L,ALT 26U/L,LD 287U/L, ALP 212U/L,γ-GT 19U/L,CPK 334U/L, CRP 0.38mg/dL,PT-INR 1.05,APTT 21.4秒
検査所見
心電図は特記所見なく,point of care ultrasoundでは軽度脱水の所見を認めるのみ。補液を行いつつ意識障害精査のために頭部単純CT(図1)を撮影した

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