GEヘルスケア・ジャパンは9月28日、「Vscan」シリーズの最新機種「ポケットエコー Vscan Air SL」新製品記者発表会を都内で開催した。ポケットサイズの超音波診断装置「Vscan」は2010年に販売を開始、日本国内でのシリーズ累計販売が1万台を超え、「聴診器のように気軽に持ち運べる」ポータブルタイプのエコーの代表的製品として多くの医療機関で導入されている。
「Vscan Air SL」は、2021年に発表した「Vscan Air CL」に続くワイヤレスエコー「Vscan Air」シリーズの最新機種で、セクタとリニアのデュアルプローブを実現。セクタ探触子には同社の上位機種エコーで使われている独自のXDclearプローブ技術を採用している。パルスドプラとMモードを新たに搭載したことで、Bモード画像だけではなく血流速度や壁運動を可視化、場所を問わず心不全患者の収縮能・拡張能の評価など多角的な心エコー検査が可能になる。
同社代表取締役社長兼CEOの若林正基氏は、「Vscan Air SL」について「医療現場からの声を真摯に聞き、増加の一途を辿り社会問題化している循環器疾患に苦しむ患者さんに、そして現場や遠隔で治療を行う医師の先生に何が届けられるかを考えて開発した製品」と述べた。
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https://www.gehealthcare.co.jp/products/ultrasound/vscan-air-sl