医学部人気の高まりを受け、医学部受験はここ15年で劇的に難化しました。
限られた時間で難関を突破するには、日々の勉強をいかに効率的に行い、実力を身に付けるかがカギになります。そのためには、豊富な情報と合格に導く確かなノウハウを持つ医学部に特化した塾や予備校に通うことが近道と言えます。
そこで!Web医事新報では医学部を目指す受験生や受験生をお子さんに持つ保護者の方に向け、指導力に定評のある医学部予備校をご紹介します。
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医学部進学に当たっては、学費が気になる保護者も多いだろう。私立大学よりも国公立大学の方が学費が安いことは昔から変わらず、国立大学の6年間の学費総額は約350万円、公立大学は都道府県によって異なるが、国立大学に近い水準となっている。
さて私立大学はどうだろうか? 表は私立大学を6年間の総学費の安い順にラインキング形式でまとめたものだ。全国に31ある私立大学医学部の6年間の総学費平均は約3250万円で、約3分の2に当たる20大学が3000万円以上となっているが、大学によって1850万円から4750万円までと大きな開きがある。
私立大学医学部の学費を巡っては、2000年代後半から複数の大学で大幅に引下げが行われた。2008年に順天堂大が6年間の学費を約900万円も大幅に下げたことで志願者が急増し、さらに優秀な学生が集まるようになり偏差値が上昇した。現在では慶應義塾大、東京慈恵会医科大、日本医科大の『私立医学部御三家』と肩を並べる人気、難易度となっている。順天堂大を皮切りにその後、日本医科大、東邦大、帝京大なども学費を引き下げた。2023年度からは関西医科大が6年間で670万円引き下げ2770万円から2100万円となり、国際医療福祉大、順天堂大に次いで学費の安い医学部になった。
表の数値は2024年9月時点のもので、最新情報や地域枠で入学する場合の学費免除や減額などの制度については、各大学のHPなどで確認してほしい。