医療保険の利用者負担は原則として,診療報酬の1~3割です。ただし,入院時の差額ベッド代などは利用者が全額負担することになります。自己負担割合を左右するのは,年齢と収入です。未就学児の者は2割,就学児~69歳の被保険者や被扶養者は3割となっています。70~74歳の被保険者や被扶養者,75歳以上の後期高齢者は,収入によって変わってきます。70~74歳では,「課税所得額145万円未満または標準報酬月額28万円未満」は2割,「課税所得額145万円以上または標準報酬月額28万円以上」の現役並み所得者は3割,75歳以上では「年金収入+その他の合計所得金額200万円未満」は1割,「年金収入+その他の合計所得金額200万円以上」は2割,「課税所得額145万円以上または標準報酬月額28万円以上」は3割です。