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エコーとCTを実施!次に行うべき検査は?[画像診断道場~実はこうだった(279)]

No.5223 (2024年06月01日発行) P.1

浅野和宏 (東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科)

登録日: 2024-05-30

最終更新日: 2024-05-29

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85歳,男性。主訴:体動困難。
現病歴:1カ月前より全身倦怠感が生じ,1週間前より食思不振が増悪。体動困難で救急搬送。
喫煙歴:40歳まで10本/日。内服:なし。
既往歴:【70歳】陰囊部有棘細胞癌。術後右下腿にリンパ浮腫が残存。【84歳】膀胱癌に対して経尿道的腫瘍切除術。筋層浸潤を認め,方針を相談中。
現症:意識JCS1,呼吸数25回/分,血圧77/38mmHg,脈拍数120回/分,SpO2 91%(酸素5L),体温36.0℃。頸静脈怒張あり,右下腿に浮腫あり。
検査所見:WBC 8.9×103/μL,UN 88.5mg/dL,CRE 3.30mg/dL,Hb 13.6g/dL,AST 1139U/L,ALT 419U/L,CRP 12.18mg/dL,BNP 820pg/mL,トロポニンI 0.499ng/mL,心電図:洞性頻脈,不完全右脚ブロック。

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