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糞線虫症[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(30)]

No.5234 (2024年08月17日発行) P.15

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 盛島明丈 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-08-18

最終更新日: 2024-08-15

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【背景】 

糞線虫症は亜熱帯地方にみられる寄生虫感染症であり,日本では沖縄県や奄美地方が主な浸淫地区である。その特徴的な感染経路により,保虫者の大部分は1960年代以前の出生であるが,免疫抑制状態での重症化例は近年でも散見され,注意が必要な疾患である。

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