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右手が部分的に黄色くなったと訴える41歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(311)]

No.5241 (2024年10月05日発行) P.1

田村弘樹 (東千葉メディカルセンター総合診療科/千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

小島淳平 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

生坂政臣 (医療法人生坂医院)

登録日: 2024-10-03

最終更新日: 2024-10-01

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1年前から右中指のDIP関節以遠,3カ月前からは右親指から右手掌にかけても皮膚が黄色くなったことを自覚した。徐々に色が濃くなってきたため当科を受診。

既往歴・家族歴に特記事項なし。内服薬はない。

喫煙は10本/日×22年,飲酒はビールを週2で350mL/日。職業は会社員,左利き。

身体診察では,右手の部分的黄染以外には,眼球結膜を含めて異常を認めない。両手の視診所見を示す(図1)。


研修医の診断:柑皮症

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