予期せぬアクシデントで患者に被害が及び謝罪することや,患者に迷惑をかけたことに対してお詫びをすることもあります。医療現場では謝罪やお詫びをすることがたびたびありますが,言葉の違いはあるのでしょうか。
謝罪とお詫びの言葉は,間違って受け止められないように,場面に応じて使いわけること!
受診するたびに未払いとなっている患者が来院したので,今回こそは診察終了後にしっかり払ってもらおうと職員が見張っていたところ,患者に見つかってしまいました。患者が「不愉快な思いをした」とクレームをつけたため,病院はそれに対してお詫びをしたということでした。また,別の病院ではCT検査で「がんの疑い」が判明していたにもかかわらず主治医が見落として,その結果患者が死亡したことに対して,病院側が遺族に謝罪したということでした。
医療現場では,あまり意識せず「謝罪」や「お詫び」という言葉を使用しているのではないでしょうか。