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謝罪とお詫びに違いはあるのか[病院トラブル─事務方の解決法〈season 2〉(9)]

No.5256 (2025年01月18日発行) P.56

大江和郎 (元東京女子医科大学附属成人医学センター事務長)

登録日: 2025-01-15

最終更新日: 2025-01-14

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予期せぬアクシデントで患者に被害が及び謝罪することや,患者に迷惑をかけたことに対してお詫びをすることもあります。医療現場では謝罪やお詫びをすることがたびたびありますが,言葉の違いはあるのでしょうか。

事務長の見解

謝罪とお詫びの言葉は,間違って受け止められないように,場面に応じて使いわけること!

詳しく解説すると……

◆謝罪を求める患者

受診するたびに未払いとなっている患者が来院したので,今回こそは診察終了後にしっかり払ってもらおうと職員が見張っていたところ,患者に見つかってしまいました。患者が「不愉快な思いをした」とクレームをつけたため,病院はそれに対してお詫びをしたということでした。また,別の病院ではCT検査で「がんの疑い」が判明していたにもかかわらず主治医が見落として,その結果患者が死亡したことに対して,病院側が遺族に謝罪したということでした。

医療現場では,あまり意識せず「謝罪」や「お詫び」という言葉を使用しているのではないでしょうか。

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