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【結核診療ガイドライン2024】免疫抑制宿主と結核標準治療の期間延長[ガイドライン・インフォメーション]

No.5288 (2025年08月30日発行) P.47

吉山 崇 (公益財団法人結核予防会結核研究所企画主幹)

登録日: 2025-06-24

最終更新日: 2025-06-13

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  • 1986年のリファンピシン(RFP)を標準治療に導入した時期1),および1996年のピラジナミド(PZA)を含んだ4剤6カ月治療が導入された時期2)の結核医療の基準では,「糖尿病,じん肺など結核の経過に影響を及ぼす疾患を合併する場合又は副腎皮質ホルモン剤若しくは免疫抑制剤を長期に使用している場合には,患者の病状及び経過を考慮して治療期間を修正する」とされているが,具体的な基準は記載されていない。その後,2004年の結核医療の基準では,「治療期間を修正する」から「各々3カ月延長できる」3)と変更され,現在も踏襲されている。

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