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好評書が電子版付で大改訂! 静がんメソッド 肺癌編 第3版 静岡がんセンターから学ぶ最新化学療法&有害事象マネジメント

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定価:8,360円
(本体7,600円+税)

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シリーズ監修: 安井博史(静岡県立静岡がんセンター副院長)
編集: 高橋利明(静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科部長)
判型: B5判
頁数: 854頁
装丁: 2色刷
発行日: 2024年01月30日
ISBN: 978-4-7849-5615-9
版数: 第3版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

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・アテゾリズマブ、デュルバルマブなどの新たな免疫チェックポイント阻害薬のほか、新規導入された多数の分子標的薬など、第2版刊行後に保険収載された薬剤を追加し、複雑化するレジメンを整理しました。
・患者さんの状態や背景が様々で “正解”が存在しない癌化学療法。本書は、多数の癌患者さんを診療する静がん(静岡がんセンター)での経験則から、治療選択の注意点や有害事象対策のポイントを解説。EBMを根幹としつつ、EBMだけではカバーしきれない、実臨床からの経験的ポイントを解説しています。

診療科: 内科 呼吸器内科

目次

1章:院内ガイドライン
2章:レジメン・有害事象マネジメント
非小細胞肺癌(NSCLC)
1. 初回治療レジメン
 Pembro
 CDDP+PEM+Pembro
 CBDCA+PEM+Pembro
 CBDCA+nab-PTX+Pembro
 CBDCA+PTX+Pembro
 Atezo
 CBDCA+PTX+Bmab+Atezo
 CBDCA+nab-PTX+Atezo
 CDDP+PEM+Atezo
 CBDCA+PEM+Atezo
 Nivo+IPI
 CDDP+PEM+Nivo+IPI
 CBDCA+PEM+Nivo+IPI
 CBDCA+PTX+Nivo+IPI
 CDDP+PEM+Durva+Treme
 CBDCA+PEM+Durva+Treme
 CDDP+GEM+Durva+Treme
 CBDCA+nab-PTX+Durva+Treme
 CDDP+PEM
 CBDCA+PEM
 CBDCA+PTX+Bmab
 CDDP+GEM
 CBDCA+PTX
 CBDCA+nab-PTX
 CBDCA+S-1
 CDGP+DOC
 CDDP+GEM+Nmab
2. 二次治療レジメン
 DOC+RAM
 DOC
 S-1
 nab-PTX
 PEM
 Pembro
 Atezo
 Nivo
3. 三次治療以降レジメン
 GEM
 VNR
 weekly PTX
 AMR
4. 分子標的治療薬
(1)EGFR遺伝子変異陽性
 Osime
 ERL+RAM
 CBDCA+PEM+GEF
 Daco
 GEF
 ERL
 AFA
(2)ALK融合遺伝子陽性
 ALC
 BRI
 LOR
 CRZ
 CER
(3)ROS1融合遺伝子陽性
 CRZ
 ENT
(4)BRAF遺伝子変異陽性
 Dab+Trame
(5)MET exon skipping変異陽性
 TEP
 CAP
(6)RET融合遺伝子陽性
 SEL
(7)KRAS遺伝子変異陽性
 Soto
(8)NTRK融合遺伝子陽性
 ENT
 LAR
(9)HER2遺伝子変異陽性
 T-DXd
5. 術後補助化学療法レジメン
 UFT
 CDDP+VNR
 Atezo
 Osime
6.  術前化学療法
 CBDCA+PTX+Nivo
 CDDP+PEM+Nivo
 CBDCA+PEM+Nivo
 CDDP+GEM+Nivo
 CBDCA+GEM+Nivo
7. 化学放射線療法レジメン
 CDDP+VNR
 CDDP+S-1
 CBDCA+PTX
 daily CBDCA
 Durva維持療法
小細胞肺癌(SCLC)
1. 初回治療レジメン
 CBDCA+ETP+Atezo
 CDDP+ETP+Durva
 CBDCA+ETP+Durva
 CDDP+CPT-11
 CDDP+ETP
 CBDCA+ETP
2. 二次治療以降レジメン
 CDDP+ETP+CPT-11(PEI療法)
 CBDCA+ETP
 NGT
 AMR
 CPT-11
3. 術後補助化学療法レジメン
 CDDP+ETP
4.  化学放射線療法レジメン
 CDDP+ETP
 CBDCA+ETP

悪性胸膜中皮腫
1. 初回治療レジメン
 Nivo+IPI
 CDDP+PEM
2.  二次治療レジメン
 Nivo

胸腺腫
 CDDP+VCR+DXR+ETP(CODE療法)

胸腺癌
1. 初回治療レジメン
 CBDCA+PTX
2.  二次治療レジメン
 Lenva

その他
1. 高頻度マイクロサテライト不安定性固形癌
 Pemblo
2. 腫瘍遺伝子変異量高値固形癌
 Pemblo

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序文

序文 [第3版]
2017年11月の静がんメソッド肺癌編第2版の発刊から6年以上が経過し,この間に新たな免疫チェックポイント阻害薬(アテゾリズマブ,デュルバルマブ,イピリムマブ, トレメリムマブ)や数多くの分子標的薬(ダブラフェニブ・トラメチニブ,ロルラチニブ,ダコミチニブ,エヌトレクチニブ,テポチニブ,カプマチニブ,ネシツズマブ,ブリグチニブ,ラロトレクチニブ,ソトラシブ,トラスツズマブ・デルクステカン)が日本の日常診療に導入されてきました。これらの薬剤の導入に伴い,マルチ遺伝子検査法を用いたコンパニオン診断の開発が進み,さらにはがん遺伝子パネル検査も保険収載され, 個別化医療が目まぐるしい速度で進歩してきています。また, 以前は進行期のみを対象として用いられてきた免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬が, 周術期においても標準治療として位置づけられるようになり, 内科医だけでなく外科医も薬剤の有効性や安全性について理解しておくことが必要となりました。

新たな薬剤が登場するたびに,年々複雑化する肺癌診療において,日々患者さんに向き合う医師,看護師,薬剤師などの皆様にとって本書が共通認識の礎となり,ご施設においての「多職種チーム医療」の推進にご活用いただけることを願っております。

最後に,多忙な診療や研究の合間に第3版の執筆にあたってくれた和久田一茂先生をはじめとするスタッフ一同に心から感謝します。

静岡県立静岡がんセンター 吸器内科部長
高橋利明

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

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