【Q】
近年,呼吸器外科の領域では,手術の画像支援として3DCTが多用されていますが,3DCTの呼吸器外科領域での使い方や有用性,将来的な展望について,東京慈恵会医科大学附属柏病院・秋葉直志先生のご教示を。【A】
胸腔鏡下手術が急速な広まりをみせています。胸腔鏡下手術は拡大した視野で細部を観察しながら手術を行える利点がある一方,全体像の把握が難しく,通常は術野を2次元モニターで観察しなくてはなりません。慣れないと,患者さんのバリエーションに気づかないことや自分が手術操作を行っている部位を取り違える可能性もあります。しかし,手術前に患者さんの詳細な解剖学的情報を把握できていれば,安心して手術を行うことができます。
1) Akiba T, et al:Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2009; 57(7):335-7.
2) Akiba T, et al:Ann Thorac Surg. 2013;95(4):1227 -30.
3) Akiba T, et al:Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2013; Nov 8[Epub ahead of print]
4) Akiba T, et al:Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2014; Mar 15[Epub ahead of print]