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【COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン】新ガイドラインが提示する安定期COPDにおけるトリプル療法(気管支拡張薬+ICS)[ガイドライン・インフォメーション]

No.5236 (2024年08月31日発行) P.54

川山智隆 (久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門教授)

登録日: 2024-07-11

最終更新日: 2024-08-21

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  • トリプル療法の選択において,『COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2018〔第5版〕』1)から第6版2)への変更点は2点ある。

    1点目は,治療手順がシステマティックレビューに基づいていることである。2点目は,治療介入時に喘息非合併例と喘息合併例とを区別することである。

    トリプル療法とは,喘息非合併例の長時間作用性抗コリン薬(long-acting muscarinic antagonist:LAMA)/長時間作用性β2刺激薬(long-acting β2 agonist:LABA),あるいは喘息合併例の吸入ステロイド(inhaled corticosteroid:ICS)/LABAの2剤併用療法でコントロール不良例に,それぞれICSあるいはLAMAを追加する治療である(図12)

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