厚生労働省は8日、来年度にアルコール等の依存症専門医療機関を47都道府県と20政令指定都市の計67カ所で指定する方針を、内閣府のアルコール健康障害対策関係者会議で明らかにした。現行の5カ所から大幅に拡充されることとなる。
厚労省は専門医療機関の役割について、かかりつけ医がアルコール依存症と判断した患者を紹介することを想定。精神保健福祉センター等の相談拠点にも67人の依存症相談員を配置する。
全国拠点機関に指定された久里浜医療センターでは、地域指導者の養成研修を実施し、依存症医療・支援体制の整備を推進するとしている。