「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(障害者総合支援法)は平成25年4月1日に施行された法律である。これは,前法である障害者自立支援法の名称を変更し,新たに障がいの定義に「難病」を追加することでサービスの拡大をめざしたものである。
障害者総合支援法は,法に基づく日常生活・社会生活の支援が,共生社会を実現するため,社会参加の機会の確保および地域社会における共生,社会的障壁の除去に資するよう,総合的かつ計画的に行われることを法律の基本理念として障害支援区分をその障がいの特性に合わせて策定し,障害福祉サービスを提供するものとなっている。主な障がい福祉サービスは表1の通りである。