塩崎恭久厚生労働相は4日の閣議後会見で、局長級以上の厚労省幹部人事を発表した。発令は11日。
事務方トップの事務次官には蒲原基道老健局長が起用された。次官に次ぐ審議官には宮野甚一職業能力開発局長が就任。医学的知見に基づき厚労省の所掌事務を総括する職として新設された次官級ポスト「医務技監」には、慶大出身の医系技官の鈴木康裕保険局長が就任する。鈴木氏は1998〜2002年にWHOで局長を務めたほか、12年度診療報酬改定を保険局医療課長として担当した。
また、医政局長に武田俊彦医薬・生活衛生局長、保険局長に鈴木俊彦年金局長、健康局長に福田祐典大臣官房技術・国際保健総括審議官、医薬・生活衛生局長に宮本真司日本年金機構理事、老健局長に濵谷浩樹大臣官房審議官 (医療介護連携担当)が就任。このうち健康局長の福田氏は筑波大出身の医系技官。
福島靖正健康局長は成田空港検疫所長に就任。二川一男事務次官、岡崎淳一審議官、神田裕二医政局長は辞職する。