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特集:ざっくりわかる,皮膚外用薬の選び方

No.4760 (2015年07月18日発行) P.19

梅林芳弘 (東京医科大学皮膚科学分野准教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-15

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監修・執筆:梅林芳弘(東京医科大学皮膚科学分野准教授)

皮膚科の治療というのは,①内科的手法(内服薬・注射薬),②外科的手法(手術),③皮膚科特有の治療,の3本柱で構成されている。前2者は各診療科で共通するところが多いからわかりやすいと思われるが,③の「皮膚科特有の治療」は非専門医にはやや敷居が高く感じられるのではなかろうか。
「皮膚科特有の治療」というのは,たとえばレーザー療法であり,紫外線療法であり,凍結療法がそれに当たるが,これらは機器や液体窒素がなければそもそも行おうと思わないであろう。ところが,外用療法は,「皮膚科特有の治療」とはいえ処方箋を切るのは誰にでもできる。つまり,手が届くのに扱い方がわかりにくいところに,非専門医はもどかしさを感じるのではないかと推測される。
本特集は,主に一般医を読者対象に想定し,皮膚外用薬の選び方と使い方を解説した。知識ゼロレベルからも理解の骨組みを建てていけるよう,ざっくりとわかりやすい説明を旨とした。プライマリケアの現場で役立てて頂ければ幸いである。

1 アレルギーに対する外用薬─ステロイド外用薬

2 感染症に対する外用薬─抗真菌外用薬,その他

3 創傷に対する外用薬─皮膚潰瘍治療用外用薬

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