虐待によって死亡する18歳未満の子どもが後を絶たない。社会保障審議会の専門委員会による検証報告(第13次)によると、2015年4月〜16年3月に、心中以外の虐待で死亡した子どもは48例52人。2003年度(第1次)以降の累積では678人に上った。主な虐待の類型では、「身体的虐待」が65.6%、「ネグレクト」が26.7%となっている。
678人の約半数(313人)は0歳児が占めている。さらに、0歳児事例のうち、日齢1日未満の「0日児」は124人、日齢1日以上1カ月未満の「0カ月児」は19人に上る。0日・0カ月児の死因では「窒息(絞殺以外)」が54人と最も多かった。
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