2018年度の国公私立大医学部81校の入学定員総数は9419人で、前年度から1人減った。2008年度以降に増員された臨時定員317人分は17年度末で期限を迎える予定だったが、地方の医師不足が未解消であることを踏まえ、文部科学省は19度末まで再度の定員増を可能とした。18年度は46大学が臨時増をいったん返上した上で304人分の再増員を実施、4大学が12人分の新規増員を図り、地域枠として計316人分が確保された。
今後の医学部定員は厚生労働省が作成する医師需給推計によって決まるが、医師の偏在対策や働き方改革の行方次第で増減いずれの可能性もあり、予断を許さない。
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