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ICT環境が充実、開放的な新校舎で学びを深める 少人数全寮制が育む秀明学園の現役合格力[日本医事新報特別付録 医学部進学ガイド「2026年度受験版 医学部に強い中高一貫校・高校」]

P.10

登録日: 2025-06-16

最終更新日: 2025-06-09

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医学部人気の高まりを受け、医学部受験はここ15年で劇的に難化しました。
受験競争は年々早期化が進んでおり、医学部受験に強い中高一貫校や高校への進学が、医学部合格への近道となりつつあります。
そこで!Web医事新報では医学部を目指す受験生や受験生をお子さんに持つ保護者の方に向け、医学部への進学実績・合格率に定評のある中高一貫校・高校をご紹介します。
(日本医事新報特別付録・医学部進学ガイド「2026年度受験版 医学部に強い中高一貫校・高校」の全文はこちらから無料でダウンロードできます)

2025年3月に待望の新校舎が完成した秀明中学校・高等学校(以下秀明学園)。開校以来、医学部医学科入試における全国トップクラスの合格率で知られる同校が、生徒ファーストの視点で建設した新たな環境で実践する独自の理想教育を紹介する。

秀明学園(埼玉県川越市)では、医学部医学科や難関大への現役合格を目指す医進・特進コースを設置。医学部受験のノウハウを持つ教員と、教科指導力の高い教員が連携し、一人ひとりの目標達成に向けてきめ細やかな学習指導を行う。歴代受験生による「受験報告書」を約40年分データ化し、面接試験や小論文対策に活用することで、毎年多くの生徒を現役合格に導いている。

地上4階建ての新校舎は、「ICT環境やSDGsの観点から、生徒により良い学びの場を整備したい」という想いのもと竣工。最大の特徴は、これまで別棟だった中学と高校が1つの建物に集まった点にある。2階にある中高職員室をハブとすることで、2階の中学教室と3階の高校教室とをスムーズに行き来できるようになり、どこにいてもすぐに教員と密にコミュニケーションが取れる、師弟一体のオープンな環境が実現した。

また、新たな機能として設置したのが中高職員室内の「受験対策室」。大学の資料や過去問題、秀明学園の強みである「受験報告書」によるデータを整備し、生徒が自由に活用できるようになっている。職員室内に配置することで、いつでも教員のアドバイスを受けたり、進路相談したりすることができる恵まれた環境だ。受験生である高校3年生の姿を間近に感じることは中学生にとっても大きな刺激となり、大学受験を常に意識しながら6年間の学校生活を送ることができる点が、少人数制の中高一貫校ならではのメリットと言える。

新校舎は、生徒の集中力やモチベーションを高めるための空間設計が徹底されている。木材を多用した温かみのある空間で、窓が大きく開放感が魅力。インフラ面では学びを深めるための工夫も凝縮されている。全教室でWi-Fiのアクセスが可能となるほか、ホワイトボード、吊り下げのプロジェクターを完備、教材の投影、書き込みができるようになっている。理科室などの特別教室は、スペースがゆったりと設計されており、最新設備も充実。実験や実習に思う存分取り組むことができる環境だ。天井配管をあえてむき出しにすることで、理科系や建築・電気に興味がある生徒の学びを促す仕掛けが施されている。

生きたイギリス英語が習得できる環境

新校舎でさらに充実したのが、創設当初から力を注いできた英語教育の環境だ。同校には選り抜きの英国人専任教師が6人在籍しており、英国人教員と日本人教員が2人1組になって教える「チームティーチング」を導入、英語の授業数を標準時間数より多く設定し、英検にも全生徒が挑戦する。授業以外でも英国人スタッフが生徒の身近にいるため、昼食を共にするなど“生きたイギリス英語”を学ぶことができる。

こうした同校の特徴を生かすため、新校舎の4階には「英会話専門教室」と「イングリッシュサロン」を設置。サロンは部屋の2面がすべてガラス張りというオープンな空間で、休み時間や放課後に英国人教員と自由に交流を楽しむことができる。勉強の相談や日常会話を通して英語によるコミュニケーションを活発にし、同校の英語教育をいっそう深める場として活用される。

週4日の夜間学習が学力を引き上げる

秀明学園のもう一つの特徴が、首都圏唯一の中高一貫全寮制というシステム。中学生は2人部屋、高校生は個室で寮生活を送る。首都圏在住の生徒は月曜日から金曜日まで4泊5日の寮生活が基本となる。

寮生活では月~木曜日、午後9時まで夜間学習を行う。予習復習のほか、少人数制で徹底した問題演習を行う基礎講座や発展講座を受講。授業で学んだ単元を夜間の演習問題で理解を深めることができ、学習内容が定着しやすい。昼間と同じ教員が担当するため、授業の理解度を夜間に確認することが可能となり、生徒・教員双方にとって効率のよい学習体制が整っている。

全寮制は通学時間がない分、勉強時間を多く確保できるメリットがあり、難関の医学部合格に向けた計画的な学習が可能だ。塾や予備校に通わなくても、週4回の夜間学習で医学部に現役合格するレベルまで学力を伸ばすことができる。

7月、11月には学校説明会、9月には文化祭見学会が実施される。理想の学習環境を目指し建設された新校舎をはじめとする秀明学園の教育環境を体験してみてはいかがだろうか。

[VOICE]2025年入試の合格者の声

福島県医大(医)/東北医薬大(医)/岩手医大(医)/獨協医大(医)

この学校ほど学習に適した環境はないと思います。秀明学園での生活を通して夢の実現のため頑張ってください!

* * *

将来は「幅広い技術や知識だけでなく患者さんに寄り添う心をもった総合診療医となって、地元である福島県の地域医療に従事したい」とのこと。



中学校説明会

7月6日(日)、11月9日(日)

※ご希望の方は事前に入試室までご連絡ください(オンラインも対応)
https://shumei.ac.jp/jhs/jhs-exam/jhs-event/

文化祭見学会

9月27日(土)・28日(日)

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