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特集:ストレス関連疾患のメカニズム─最近の知見から

No.4895 (2018年02月17日発行) P.23

乾 明夫 (鹿児島大学大学院心身内科学分野教授)

登録日: 2018-02-16

最終更新日: 2018-02-14

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監修:乾 明夫(鹿児島大学大学院心身内科学分野教授)

■監修のことば

ヒトや動物がストレスにさらされると,身体的,心理的および行動的反応が生ずる。このストレス反応すべてを含む病態を,ストレス関連疾患と呼ぶ。近年,その発症や病態形成のメカニズムが,新たな角度から解明されつつある。本特集ではその進歩を,脳腸ペプチド,腸内細菌叢およびミクログリアという3つの立場から,最新の知見に基づきおまとめ頂いた。ストレス応答の脳腸相関・心身相関の解明は,新たな治療法の開発につながることが期待されている。

本特集が,1人でも多くの研究者,臨床医の目にとどまり,研究や診療に役立てて頂けることを願うものである。

■目次

1 脳腸ペプチドの立場から
河村菜実子(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科健康科学専攻社会・行動医学講座心身内科学分野)
勝浦五郎(‌鹿児島大学大学院医歯学総合研究科健康科学専攻社会・行動医学講座心身内科学分野特任講師)
乾 明夫(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科健康科学専攻社会・行動医学講座心身内科学分野教授)

2 腸内細菌叢の立場から
須藤信行(九州大学大学院医学研究院心身医学教授)

3 ‌精神疾患における炎症性サイトカインを介したミクログリア病態治療仮説
加藤隆弘(九州大学病院精神科神経科講師)
神庭重信(九州大学大学院医学研究院精神病態医学教授)

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