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股部白癬

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-26
清 佳浩 (帝京大学医学部附属溝口病院皮膚科教授)
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  • ■疾患メモ

    弧状の病変が認められ,辺縁に炎症が目立つ。いわゆる"いんきん"と称される疾患である。

    カンジダ症を合併したり,股部白癬ではなくカンジダ性間擦疹のこともある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    多くは辺縁に炎症があり,中心治癒傾向のある環状の病変が認められる()。

    14_48_股部白癬


    菌種はTrichophyton rubrumが大部分で,Trichophyton mentagrophytesが10%程度,わずかにEpidermophyton floccosumが検出される。

    いわゆる"いんきん"と称される疾患である。合併することがよくある間擦部ないしはおむつ部のカンジダ症が特徴である。

    【検査所見】

    前項「§14-47 体部白癬」と同様,白癬菌菌要素を検出することで確定診断できる。

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