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心電図 活かすも殺すも読み手次第 心電図診断の極意【電子版付】 急性冠症候群とその鑑別疾患

定価:4,730円
(本体4,300円+税)

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著: 小菅 雅美(横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター内科客員教授)
判型: A4判
頁数: 120頁
装丁: カラー
発行日: 2020年03月25日
ISBN: 978-4-7849-5774-3
版数: 第1版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

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◆心電図は簡便かつ非侵襲的で、その場ですぐに結果が得られる基本的な検査です。ですが、その心電図を「正しく読み解けるか」は医師にかかっています。
◆学会講演にて「わかりやすい!」とつねに大好評の小菅雅美先生による「臨床心電図学」の集大成!小菅先生の持ち味である「わかりやすく綺麗な図解」のもと、どう考えれば心電図を理解しやすくなるか……をばっちり解説しております!
◆「そのときの症状はどうなのか」「なぜこの波形になるのか」まで踏み込んだうえでの心電図読影が可能となり、臨床診断の手助け間違いなしの1冊です。

診療科: 内科 循環器内科

目次

Ⅰ章 急性冠症候群
1 総論
2 急性前壁梗塞
3 急性下壁梗塞
4 急性後壁梗塞
5 急性側壁梗塞
6 非ST上昇型急性管症候群

Ⅱ章 鑑別疾患
1 急性肺塞栓症
2 たこつぼ症候群
3 急性大動脈解離
4 急性心膜炎
5 劇症型心筋炎

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序文

“心電図 活かすも殺すも 読み手次第”

循環救急疾患では,迅速かつ的確な診断・治療が求められます。各種画像診断が飛躍的に進歩した現在においても,心電図は簡便かつ非侵襲的に行うことができ,その場ですぐに結果が得られるため,まず最初に行われる基本となる検査です。
私は循環器内科に入局し,すぐに救命救急センターCCU勤務となりました。けれども当時の自分の心電図の知識と言えば“心筋梗塞は,ST上昇・異常Q波”程度でした。実臨床では,学生時代に学んだ教科書的な知識では到底太刀打ちできないことを痛感しました。かといって日常診療で役立つ心電図の本があるかといえば,探してもありませんでした。けれども何事も人に教えてもらうものではなく,自分で勉強するものだと気がついたのです。新入医局員だった私の仕事は,昼夜を問わず緊急心臓カテーテル検査のときの外回り(カテーテル治療には携わらずに患者さんの症状やバイタルサインをチェックしたり心電図を記録する役)でした。急性心筋梗塞のときの緊急心臓カテーテル検査は,冠動脈病変と心電図所見をリアルタイムに評価でき,心電図を勉強する絶好の機会でした。「自分で心電図を勉強しよう」と思い,入院した急性心筋梗塞患者さんの冠動脈造影所見と心電図を手書きでスケッチし,両者を対比していきました。初めは何も分からず手探りの状態でしたが,症例を積み重ねるにつれ心電図と冠動脈造影所見との関係について自分なりに新しい発見があり,それを学会や論文で発表してきました。
この本は,これまで私が症例から学んだ臨床心電図学の集大成です。心電図の見方や考え方は自己流なので,心電図を専門とされる先生からはご批判を受けるかもしれません。けれども“心電図を臨床に活かす”という観点からは何かしら役立つのではないかと思っております。
心電図から得られる情報は限りなく測り知れません。心電図を活かすも殺すも読み手次第です。本書が読者の皆さんの心電図に対する意識を変え,今後の診療の援けになることを心より願っております。
最後に本書に掲載されている心電図を中心とした資料は,すべて横浜市立大学附属市民総合医療センターの救命救急センター,心臓血管センターのものです。昼夜を問わず循環救急診療に携わっているスタッフならびに御指導を頂いた木村一雄教授に,この場を借りて厚く御礼申し上げます。

2020年2月
小菅雅美(横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター内科客員教授)

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
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勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
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