厚生労働省は8月24日、「2016年度介護保険事業状況報告年報」を公表した。これによると、第1号被保険者1人当たり給付費(総数)が最も多い都道府県は島根県で、30万9900円。沖縄県(29万9500円)、鳥取県(29万8400円)と続く。最も少ないのは埼玉県で、19万9200円だった。次いで、千葉県が20万7000円、茨城県が22万900円。島根県の1人当たり給付費は、埼玉県の1.6倍に上っていた。島根県が最多を記録するのは2年連続。
全国平均は25万2000円で、前年度(25万2700円)より微減した。内訳をみると、居宅サービスが12万9400円、地域密着型サービスでは3万9700円、施設サービスでは8万3000円だった。