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慢性肝炎─ペグインターフェロン[頻用薬 処方の作法(23)]

No.4932 (2018年11月03日発行) P.12

藤村昭夫 (自治医科大学名誉教授・蓮田病院学術顧問)

登録日: 2018-11-06

最終更新日: 2018-10-31

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臨床薬理学的特徴

■主に2種類のペグインターフェロン(Peg-IFNα-2a,Peg-IFNα-2b)が慢性肝炎の治療に用いられている(表)。



■ペグインターフェロンとは,これまでのインターフェロンをポリエチレングリコールに結合させた製剤である。ペグインターフェロンを皮下投与すると製剤から徐々にインターフェロンが放出されるために安定した血中薬物濃度が得られ,週1回投与で治療することが可能になった。
■Peg-IFNα-2aはB型およびC型肝炎の治療に用いられ,一方,Peg-IFNα-2bはリバビリン(RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害薬)と併用してC型肝炎の治療に用いられる。いずれの場合も,HCV-RNAあるいはHBV-DNAが陽性であることを確認した後に用いる。

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