国立感染症研究所によると、今年の風疹報告数(11月7日現在)は1884人。近年では2013年(1万4344人)、12年(2386人)に次ぐ人数だ。患者の96%は成人で、男性が女性の4.5倍多い。
風疹ワクチンは、1977年8月から1995年3月までは中学生の女子のみが定期接種の対象だったが、その後、対象が拡大。2006年度から麻疹風疹混合(MR)ワクチンが導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児の2回接種となった。
予防接種制度の変遷により、11月1日時点で39歳7カ月以上の男性と56歳7カ月以上の女性は定期接種に基づく風疹ワクチンの接種機会が0回のままとなっている。