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1月1日から梅毒の発生届が変更─報告数の増加を受けてより詳細に【まとめてみました】

No.4944 (2019年01月26日発行) P.8

登録日: 2019-01-24

最終更新日: 2019-01-23

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梅毒報告数は2013年以降増加傾向にあり、2018年の年間累積報告数(暫定値)は12月30日時点で6923件に上った。これは感染症法に基づく発生動向調査が始まった1999年以降で最多の報告数だ。

厚生労働省によると、感染経路は男女とも異性間性交渉での感染が増加。年齢別では、男性は20〜50代、女性は20〜30代が増加している。

梅毒報告数の増加を受けて厚労省は、発生動向をより詳細に把握することを目的に、梅毒の届出基準を改正。1月1日から適用されている。これに伴い、梅毒の発生届の様式も変更となった(表)。

具体的には新たに、「性風俗の従事歴・利用歴の有無」「口腔咽頭病変」「妊娠の有無」「過去の治療歴」「HIV感染症合併の有無」の届出事項を追加した。

診断方法についても、PCR検査を新たに追加したほか、誤記が生じにくいように記載様式を整理した。

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