厚生労働省健康局長
1959年熊本県生まれ。84年熊本大卒。国立公衆衛生院研究員を経て87年旧厚生省入省。埼玉県東松山保健所長、熊本市健康福祉局長などを経て2009年結核感染症課長。14年大臣官房医政担当審議官、15年10月より現職。
10月に厚生労働省の健康局長に就任した。「健康日本21」の総論策定に携わり、2009年の新型インフルエンザ大流行時には結核感染症課長として対応に当たるなど公衆衛生のスペシャリストだ。
福島さんが医系技官となったのは、医学部時代に「患者さんが減るにはどうしたらいいか」と予防の重要性に気づいたことがきっかけ。「天の邪鬼なので、同級生のほとんどが臨床医になる中、診断と治療という医療のコアな部分の前後をやってみよう」と国立公衆衛生院(当時)の研究員に。しかし、研究を進めるうちに行政の役割が重要と感じるようになり、旧厚生省に移った。「色々な経験ができる役人の水が肌に合いました」
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今後の重点分野として「健康づくり」「疾病対策」「感染症対策」を挙げる。
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