厚生労働省は1月20日、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種で2月下旬にも開始する「医療従事者向け先行接種」の実施医療機関を決め、全国に通知した。
実施医療機関に選定されたのは、国立病院機構、地域医療機能推進機構(JCHO)、労働者健康安全機構(労災病院)の3つの独立行政法人の傘下病院計100病院(国立病院機構52病院、JCHO27病院、労災病院21病院)。
医療従事者向け先行接種は接種後の健康状況調査を目的としていることから、厚労省は3法人に調査への協力を依頼。各法人での調整を経て100病院が選定された。同省は「先行接種におけるワクチンの配分量の決定は、都道府県を介さずに国が直接行う」としている。
政府は約1万人(最大2万人)の医療従事者を対象に先行接種を行う方針。続けて医療従事者等約370万人に対し優先接種を行うとしている。
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