2010年、日本初の本格的なレイプ・クライシス・ワンストップセンターとして、勤めていた病院内に「性暴力救援センター・大阪SACHICO」を立ち上げた。センターではトレーニングを受けた支援員が24時間体制で電話に対応。被害当事者の状況に応じて来所を勧め、面談後、同意があれば女性の産婦人科医が診療を行う。緊急避妊処置や性感染症検査、証拠採取等の医療と心のケアを提供するほか、被害者の希望に応じて警察や登録弁護士、カウンセリングにもつないでいる。
「病院を拠点に産婦人科医が24時間対応する体制が不可欠でした。また性暴力とは自己決定権を奪われる行為ですから、診療を受けるか、警察や弁護士につなぐか、すべて被害者の選択を重視した支援を行っています」
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