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【人】加藤治子さん「病院拠点に産婦人科医が24時間対応する体制が不可欠」

No.4794 (2016年03月12日発行) P.15

加藤治子 (性暴力救援センター・大阪代表)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-26

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  • 加藤治子 さん(Kato Haruko)

    性暴力救援センター・大阪代表

    1949年大阪府生まれ。74年大阪市立大卒。大阪大での初期研修の後、75年より大阪・松原市の阪南中央病院に勤務し産婦人科医療に従事。同病院産婦人科部長を経て、2010年より現職。

    「病院拠点に産婦人科医が24時間対応する体制が不可欠」

    2010年、日本初の本格的なレイプ・クライシス・ワンストップセンターとして、勤めていた病院内に「性暴力救援センター・大阪SACHICO」を立ち上げた。センターではトレーニングを受けた支援員が24時間体制で電話に対応。被害当事者の状況に応じて来所を勧め、面談後、同意があれば女性の産婦人科医が診療を行う。緊急避妊処置や性感染症検査、証拠採取等の医療と心のケアを提供するほか、被害者の希望に応じて警察や登録弁護士、カウンセリングにもつないでいる。

    「病院を拠点に産婦人科医が24時間対応する体制が不可欠でした。また性暴力とは自己決定権を奪われる行為ですから、診療を受けるか、警察や弁護士につなぐか、すべて被害者の選択を重視した支援を行っています」

    残り623文字あります

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