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2カ月前からの嚥下時咽頭痛を訴える42歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(194)]

No.4951 (2019年03月16日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-03-14

最終更新日: 2019-03-13

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2カ月前より嚥下時咽頭痛が出現し,徐々に増悪したため1カ月前に近医内科を受診。咽頭炎の診断のもと,消炎鎮痛薬を処方されたが改善しなかった。2週前にも耳鼻科にて鼻咽喉ファイバースコープを施行されたが,異常は指摘されていない。嚥下時以外は無症状である。既往歴,生活歴に特記事項なく,食欲,体重に変化はない。

身体診察では,体温36.4℃,血圧132/74 mmHg,脈拍70回/分。甲状腺,頸動脈を含む頭頸部の視診と触診で明らかな異常を認めない。

一般血液・生化学検査はすべて正常範囲。

咽頭視診所見(図1)と前医の喉頭ファイバースコープ所見(図2)を示す。

     

 研修医の診断:喉頭異常感症

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