厚生労働省研究班(研究代表者:足立雄一 富山大大学院教授)が母子保健に携わる医療従事者向けに作成した「小児のアレルギー疾患保健指導の手引き」が9日、日本アレルギー学会が運営するウェブサイト「アレルギーポータル」(https://allergyportal.jp/)で公開された。
手引きは、アレルギー疾患対策基本法の成立を受けて2017年に告示された「基本指針」を踏まえ、乳幼児健診等の機会に適切な保健指導や受診勧奨等を行うための資料として作成されたもの。
小児アレルギー疾患の「発症予防」「増悪予防」「災害対応」を柱としており、実際の保健指導で遭遇しやすい場面を想定したQ&A形式となっている。指導に活用できるリーフレットも付属しており、①3カ月児、②1歳6カ月児、③3歳児―の各段階における生活管理や治療のポイントが保護者向けにまとめられている。