【質問者】
山根禎一 東京慈恵会医科大学循環器内科教授
【植え込みに伴うリスクは従来のペースメーカに比し半減した】
リードレスペースメーカの適応となる患者ですが,VVIRであるため,徐脈性心房細動がクラス1適応です。そのほか,本来ならDDDが望ましいものの心房リードの留置のメリットがあまりないと考えられる場合にも使用されます。静脈が閉塞していたり,透析や抗癌剤のポートなどのため静脈の温存が望まれる患者,皮下組織が薄く,ポケット作成に問題が生じると考えられる患者などにも植え込みを考慮します。
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