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特集:輸血による副作用の種類と対応

No.4957 (2019年04月27日発行) P.17

監修: 藤井康彦 (山口大学医学部附属病院輸血部准教授)

登録日: 2019-04-29

最終更新日: 2019-04-24

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監修:藤井康彦(山口大学医学部附属病院輸血部准教授)

■監修のことば

血液製剤の安全性は過去の時代に比べ格段に向上しており,感染性副作用の頻度はきわめて少なくなっている。しかし頻度は少ないがABO式血液型不適合輸血などは致命的な転帰をとることから,医療従事者は血液製剤の危険性を認識し,適正な使用を推進する必要がある。欧米では医学的なエビデンスが確立された輸血回避の方法を統合し,輸血使用量の低減を図る患者血液管理(patient blood management:PBM)が確立され,血液製剤の適正使用が推進されている。PBMは手術前の補正可能な鉄欠乏貧血の速やかな改善,手術手技の改良,抗線溶療法による術中出血量の減少,輸血トリガー値の遵守などを含む。しかしながら輸血が回避できない症例があり,輸血副作用の病態,定義,治療法に関する知識は医療従事者に不可欠である。

■目次

1 輸血による副作用の診断と対応
藤井康彦(山口大学医学部附属病院輸血部准教授)

2 輸血関連急性肺障害(TRALI),輸血関連循環過負荷(TACO)の 診断と治療
岡崎 仁(東京大学大学院医学系研究科医学部内科学専攻病態診断医学講座輸血医学教授)

3 アレルギー性輸血副作用の診断ツールとしての好塩基球活性化試験の可能性
平山文也(日本赤十字社近畿ブロック血液センター)

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