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特集:増加し続ける川崎病

No.4972 (2019年08月10日発行) P.19

監修: 小林 徹 (国立成育医療研究センター臨床研究センター企画運営部部長)

登録日: 2019-08-13

最終更新日: 2019-08-07

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監修:小林 徹(国立成育医療研究センター臨床研究センター企画運営部部長)

■目次

川崎富作博士により「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」が初めて報告されてから50年以上が経過した。疾患発見後,悉皆の高い疫学調査に基づき疾患の自然歴が明らかとなり,病因・病態解析に基づき新規治療法が開発されてきた。無治療では25%に冠動脈瘤が形成され,2%が死亡する川崎病の予後が,現在では冠動脈瘤合併患者は2%程度に低下し,死亡例はほとんど認められないようになった。一方で川崎病の原因はいまだ不明であり,根本的な治療法は開発されていない。川崎病の患者数は年々増え続けているがその理由もわかっていない。川崎病に罹患した患者は既に20万人以上が成人となっているが,成人期の川崎病罹患患者の自然歴や診療実態はほとんどわかっていない。これら未解決の課題は,川崎病を発見し,かつまた,最大の患者発生国であるわが国がイニシアチブをとって世界に発信していく必要があろう。

■目次

1 川崎病の病因・病態
阿部 淳(国立成育医療研究センター研究所高度先進医療研究室)

2 川崎病急性期の診断・治療
鮎沢 衛(日本大学医学部小児科学系小児科学分野准教授)

3 川崎病遠隔期の診断・治療
深澤隆治(日本医科大学医学部医学科小児科准教授)

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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