15カ月前より倦怠感を自覚し,採血にて炎症反応が高値であったため,総合病院でCTなどを施行されたが原因不明であった。その後も炎症反応は持続し,3カ月前にPET-CTを施行したところ,散在するわずかに腫大したリンパ節と肝臓に集積を認めたが(図1),なお原因を特定できなかったために当科を紹介受診した。
体重減少,寝汗や発熱はない。
身体診察で異常を認めない。
血液検査の異常値はAlb 3.1g/dL,CRP 15.4 mg/dL,Fe 26μg/dL(基準値54〜),フェリチン563ng/mL(〜340),IgG 2621mg/dL(〜1700),IgG4 293mg/dL(〜121),sIL-2R 1010 U/mL(〜519)。