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特集:民法大改正 ─施行前にクリニックでチェックすべきポイント

No.5005 (2020年03月28日発行) P.18

川﨑 翔 (よつば総合法律事務所東京事務所所長/弁護士)

登録日: 2020-03-27

最終更新日: 2020-03-25

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2006年東京大学法学部卒業,2008年中央大学法科大学院修了,2009年弁護士登録,2017年ドクターメイト株式会社執行役員,2019年医療法人淳仁会理事

はじめに

2020年4月1日,改正民法が施行される予定になっている。改正民法はこれまでの裁判例をふまえて,よりわかりやすく条文を整理した部分もあれば,今までの民法と規定をガラっと変えた部分もあり,法律実務に与える影響は小さくない。本特集ではクリニック・医療機関の経営にあたって,以下に示した重要な部分について解説する。

1. 消滅時効:未払医療費への影響
2. 消滅時効:残業代への影響
3. 消滅時効:医療過誤の損害賠償への影響
4. 法定利率の変更:契約における遅延損害金への影響
5. 錯誤の扱い
6. 瑕疵担保責任から契約不適合責任へ
7. 意思能力のない者の法律行為
8. 賃貸借契約:修繕義務と敷金
9. 個人根保証契約:入院申込書と保証人

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