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契約書チェックのポイント[〈知っておきたい〉医療機関の法的リスクヘッジ(11)]

No.5210 (2024年03月02日発行) P.48

川﨑 翔 (よつば総合法律事務所東京事務所所長/弁護士)

登録日: 2024-02-28

最終更新日: 2024-02-27

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key word:損害賠償,裁判管轄,責任追及ができる期間の制限

医療機関の顧問弁護士としての業務の中でも,依頼が多いのが「契約書のレビュー」(契約書の内容チェック)です。契約書そのものを作成してほしいという依頼は,M&A(事業承継)などの特殊な案件を除き,あまり多くはありませんが,契約書のチェックについては毎日,依頼があります。

もちろん顧問弁護士がチェックできるという状況が望ましいのですが,契約書のチェックを自分で行う場合にはどういった点に注意したらよいのか,という点について解説していきたいと思います。

本来は契約書の類型ごと(売買契約や賃貸借契約など)に解説すべきところですが,小難しい内容になってしまいますし,そこまで細かくチェックするのであれば「弁護士に任せたほうが,精度が高い」ということにもなるので,今回はほとんどの契約書に書かれていることが多い条項(「一般条項」と言うこともあります)を中心に説明します。

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