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成人腸重積……その先にあるものは?[画像診断道場~実はこうだった(162)]

No.5020 (2020年07月11日発行) P.1

金井信恭 (東京北医療センター救急科科長)

登録日: 2020-07-09

最終更新日: 2020-07-08

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症例:80歳,女性。経過:2週間前から血便がみられ,その後は数日便秘が続いていた。1週間前から下腹部全体に痛みが出現。その後も改善せず救急要請,当院救急外来受診。撮影したCTを示す。既往歴:70歳のときに関節リウマチ,くも膜下出血。内服歴:リウマトレックス®。今回の症状に対して近医より酸化マグネシウム®,マグコロール®,アジャストA®を処方。アレルギー歴:なし。喫煙:なし。飲酒:機会飲酒。
入院時現症:意識清明,血圧160/83mmHg,心拍数89回/分。体温36.4℃,呼吸数18回/分,SpO2 97%(room air)。腹部:膨満,軟,圧痛なし。直腸診:鮮血の付着を少量認める,6時方向に固い腫瘤を触知。 来院時検査所見:末梢血液一般検査:WBC 4200/mm3,Hb 10.6g/dL,Plt 27.6万/μL。生化学検査:LDH 285IU/L,ALP 193IU/L,GOT 15IU/L,GPT 12IU/L,CPK 157IU/L,CRP 10.17mg/dL。

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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