加藤勝信官房長官は5月25日の記者会見で、新型コロナワクチン接種業務を担う医師・看護師等の不足を解消するため、歯科医師に加え、臨床検査技師、救急救命士による接種の実施について検討する方針を示した。
臨床検査技師と救急救命士は、業として人体への侵襲を伴う針を刺す行為を行っていることから、違法性阻却の考え方を整理し、接種そのものを可能にする。
加藤官房長官は「ワクチン接種を進めるためには、それぞれの医療関係職種が専門性を発揮しながら様々な業務に協力していただくことが重要」と述べ、予診のサポートやワクチンの調整などについて薬剤師の協力、接種後の経過観察などについて診療放射線技師の協力を得られるよう関係団体と調整していく考えも示した。
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