【現病歴】X-40日夜,寒気を感じ38℃の発熱。その後,連日夜間に38℃の発熱が続くようになった。X-31日,近医受診し検査で炎症反応を認めた。X-24日,解熱せず近医再診し,再度検査を施行。X-8日,発熱は持続し当院受診。各種ウイルス抗体,抗核抗体は陰性であった。その他検査所見を表1に示す。胸部X線で両側肺門リンパ節腫脹(BHL)なし。X-0日,発熱も続き両眼に霧視を自覚したため入院。
<追加の情報>
再発性口内炎なし。ペットは猫でsick contactはなし。COVID-19濃厚接触歴なし。
【既往歴】健診で不完全右脚ブロック。アレルギーなし。
【内服薬】なし
【生活歴】学生。月経30日周期。性交渉歴なし。
【バイタルサイン】BP 122/66mmHg,PR 102/min,RR 18/min,BT 37.2℃,SpO2 98%(RA),意識清明
【身体所見】結膜充血ははっきりしない。口内炎なし。耳下腺腫脹なし。リンパ節腫大なし。結節性紅斑などの皮疹なし。陰部潰瘍なし。
【神経学的所見】髄膜徴候なし。
キーワード
・慢性の発熱
・霧視
・血小板増多
・CRP高値
・Cre軽度上昇
・尿糖1+
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