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右上肢の浮腫を訴えた84歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(252)]

No.5082 (2021年09月18日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鈴木慎吾 (千葉中央メディカルセンター内科)

松田充宏 (千葉中央メディカルセンター外科)

齋藤広美 (千葉中央メディカルセンター放射線科)

林 敏彦 (千葉中央メディカルセンター放射線科)

登録日: 2021-09-16

最終更新日: 2021-09-15

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1カ月前から右上肢に浮腫が生じ,徐々に悪化してきたため受診した。既往歴は高血圧症で,アムロジピンとロサルタンを内服している。

身体診察では右上肢に圧痕性浮腫を認めた(図1)。腋窩と乳房に明らかな腫瘤は触知しない。

一般血液・生化学検査に異常はなく,D-dimer(0.7μg/mL)も基準値内。

胸部造影CTでは,右腋窩に不整形腫瘤影とリンパ節腫大,および右腋窩静脈血栓を認めた(図2)。乳房に異常所見はない。

研修医の診断:乳癌のリンパ節転移と右腋窩静脈血栓症

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