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2年前から繰り返す手の発赤,腫脹,疼痛を主訴に受診した18歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(261)]

No.5102 (2022年02月05日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

李 宇 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

百瀬瑞季 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2022-02-03

最終更新日: 2022-02-02

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2年前から手指・手掌の部分的な発赤・腫脹・痒みを伴う疼痛を繰り返すようになり,整形外科,膠原病内科を経て当科を紹介受診した。手の症状の頻度は週1回で,3〜12時間で自然消失する。出現部位は右母指球や左第5指など毎回異なり,有症部位は腫脹のため屈曲・伸展がしにくくなる。誘因はない。既往歴に花粉症があるが,常用薬,頓服薬いずれもなし。特記すべき家族歴なし。

有症時の身体診察では,右母指および母指球の発赤,腫脹,圧痛,皮下硬結,および若干の母指屈曲・伸展制限を認める(図1)。

研修医の診断:肢端紅痛症

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